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 Rain(レイ)、Key(ケイ)、HRK(ハル)、KEN(ケン)、Show(ショウ)の5人によるダンスボーカルユニットC'est La Vie(セラヴィ)。4月に5枚目のミニアルバム『FIVE CoLoRS』をリリースして、全国を回り6月にはツアーファイナルのワンマイライブをSHIBUYA-AXで行ない成功をおさめた。12月には上海での公演も決定し、勢いに乗っている。

 もともとはリードヴォーカルを担当するリーダーのRainと、フロントマンでラッパー兼コリオグラファー(振付担当)のHRK、コテコテの関西弁でボケ担当でもあるShowの3人が大阪に住んでいた時からの遊び仲間で、RainとHRKが先に東京へ上京。リードヴォーカル兼メロディメーカーのKENや、おしゃれ番長でスタイリングを担当するKeyと出会い、何度か違うグループで活動したりしながら、最終的に2009年にKENが加入することで現在の5人のメンバーとなったという。

 メンバーの中で唯一、加入前に音楽をやったことはなかったKeyは、Rainと仲良くなって遊ぶようになっても、「天の邪鬼な性格なので自分からメンバーに入れてくれとは言わなかった」というが、ついにC'est La Vieに入らないかと誘われた時は、「考えるふりを装いながら、心の中ではもう即決していた(笑)」

 そして、最後にKENが加入したことで、躍進の準備ができる。それまでは楽曲を提供してもらっていたのが、グループ内で曲も完成させることができるようになり、名実ともにオールセルフプロデュースを成し遂げることになったのだ。

 「もちろん多くの方のサポートもいただいていますが、核のところはすべて自分たちでやることが理想だったんです。それまでは、やはりメンバーで共有している考えや、それぞれの個性というものを充分に伝えることができない部分もあったんですけど、KENが加入したことで、メンバーの誰のどういうメロディラインでどういう歌詞を歌わせるかということも考えて楽曲を作ることができるようになり、キャラクターを含めたメンバーそれぞれの役割分担がはっきりしてきました」(Rain)。

 まったく経験のない歌や踊りという世界の中に飛び込んでいき、最初は無我夢中でついて行ったkeyも、独自のラップを編み出し、グループにオリジナル色を加えることにも成功。さらに、もともとファッション好きだった特性をいかして、メンバー全員のスタイリングを担当することにもなった。

 HRKは、ヒップホップ、モダン、ジャズダンスなどを経て、海外の超一流アーティストとの振付家にも認められ、若くして一緒に仕事もしたことがある人物。メンバー各自の技量と個性に相応しい見せ方を考えつつ、全体のダンスの実力を高めていく牽引役である。  親しみやすいキャラクターのShowは、「スーパー恐い物知らず」と自称するほど、いろいろな輪に入っていって仲間を引き連れてくるムードメーカー。

 そして、メンバー内の信頼も篤いリーダーのRainは、チャリティー活動にも関心が高く、彼の提案で、売り上げの一部をユニセフに寄付するところから始まり、楽曲「ONE LOVE」を主題歌に、ペットボトルのキャップをリサイクルして途上国にポリオワクチンを届けるイベントも開催。「寄付するだけだと形に見えないので、お客さんも参加できて、貢献も実感できるプロジェクトに参加したんです。音楽をこうして続けていけているのは、とてもありがたいことで、自分たちも何かお返しや貢献ができることはないかという気持ちをいつも持っています」。イベントだけではなく、NPO法人と協力して、途上国の貧しい子どもたちを援助する「子どもサポーター」としての活動も行っている。

 メンバー各自の個性が引き立っていることで、ファン層もさまざまだ。メンバーの中からお気に入りの相手に選べる「恋愛シュミレーションゲーム」が、9月末からGREEを皮切りに、10月にはモバゲー、mixiでも登場し、大好評を得ているのもその現れだろう。

 12月にはさらに海を越えての上海公演も決定。その直後にmorphでは凱旋ワンマンライブが控えている。ライブのコンセプトは「皆が笑顔になること」。そのパフォーマンス力をぜひ味わって欲しい。

official site:http://www.clver.jp/


Interview&text : Eiji Kobayashi


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